当町では、平成12年度から「協働のまちづくり」をスローガンに、5地区町内会連合
組織一体となって様々な活動を進めてきた。
しかし、最近では地域活動が停滞気味であり、各地区においては、地域活動の中心的
な役割を担うまちづくり委員会を再編して新たな活動を実施するなど、活発な事業を
展開する地区と、地域活動が停滞している地区との差が顕著になってきた。
地域活動が停滞している大きな要因としては、過疎化が進み、人口の減少や高齢化に
より町内会や地域を維持できないことが考えられる。
先日、「過疎地域における地域再生と協働」 〜地域資源を活用した地域づくり〜を
テーマに「鰺ヶ沢町まちづくり研修会」が開催(fメール343号で紹介)され、町内
会関係者他約100名の参加者が、弘前大学准教授等4名の講師から、過疎問題などを解
決する提言やアドバイスをいただいた。
その中で、地域の過疎化が進む要因として少子化と産業の低迷をあげていた。昭和一
桁生まれ世代が近代農業の確立や出稼ぎなどによってこれまで地域を維持してきたも
のの、戦後の高等教育を受けた世代が安定した生活を求めるために都市部に集団就職
したことにより、地域を支える中堅世代が少なくなり、子ども多く生まれないことか
ら問題が顕在化しているとのことで、地域再生には地域自身が諸問題に取り組むこと
が必要不可欠である、と提言がなされた。
実際、山間部に位置する町内会では既に過疎化や少子高齢化問題を正面から受け止め
ており、課題解決に向けた地域の資源を活用した活動が見られているところもある。
一方で町の中心部には農地が少なく、主力産業の漁業や商業が停滞していることなど
から雇用の場も減少しているものの、その解決へ向けた取り組みも進んでいないのが
現状である。
このようなことから、今後も過疎化が進むと地域の維持が困難になり、地域の生活が
脅かされることになるため、自らが考え動くことが、地域再生への第一歩であり、そ
のためには地域、行政、大学が連携協力し、一体となって突き進むことが、住みよい
地域社会を作るために大切なことと思う。(h.sasa)
◆イベント情報等
◎ギャラリー活用支援事業第10弾「常田健パネル展」開催
<「青森のゴーギャン」などと言われる常田さんの力強い作品をパネルで展示。ぜひ
ご来場ください。>
期間/12月18日(木)〜26日(金) ※24日(水)は休館日
時間/9:00〜17:00
場所/日本海拠点館 1階冬の広場
入場料/無料
◎「高橋多佳子&川染雅嗣」ピアノデュオリサイタル
日時/平成21年1月11日(日) 16:00開場・16:30開演
会場/日本海拠点館 3階ホール
チケット/1,000円(未就学児童は無料)
その他/全席自由
《お問合せ》amf事務局(日本海拠点館)[電話:0173-72-5555]
◎「平成21年町民新年会」開催
日時/平成21年1月8日(木) 11:00〜
場所/舞戸公民館 大ホール
会費/一人 3,000円
申込/12月24日(水)まで
《申込・お問合せ》町総務課行政班[電話:0173-72-2111]
◎「第15回鰺ヶ沢町郷土カルタ大会」開催
<鰺ヶ沢町の名勝や文化を詠んだ「鰺ヶ沢郷土カルタ」。このカルタを通じ、郷土に
親しみ、郷土を深く理解することを目的に、町内小・中学生を対象にカルタ大会を開
催します。子ども達が一点集中で繰り広げる熱戦をぜひご観戦ください。>
日時/平成21年1月17日(土) 9:00〜
場所/舞戸公民館 大ホール
対象/鰺ヶ沢町内の小・中学生
その他/当日参加不可
《お問合せ》町教育委員会 教育課社会教育班[電話:0173-72-2111(内線337)]
**年末年始の公共施設休業のお知らせ**
【休業日】12月27日(土)〜1月4日(日)の施設 … 鰺ヶ沢町役場・鰺ヶ沢町立中
央病院・総合保健福祉センター・各公民館・山村開発センター、勤労者体育センター
【休業日】12月29日(月)〜1月3日(土)の施設 … 日本海拠点館
【休業日】12月28日(日)〜1月5日(月)の施設 … 室内温水プール
【休業日】1月1日(火)〜1月2日(水)の施設 … 海の駅わんど
※海の駅の営業は、12月31日(水)は午後3時まで、1月3日(土)は午前10時から、1
月4日(日)からは平常営業
《お問合せ》町総務課行政班[電話:0173-72-2111]
**年末年始のごみ収集休業のお知らせ**
【休業日】12月31日(水)〜1月4日(日)
※エコクリーンアフイについても上記期間は休業、1月5日(月)から平常どおり
《お問合せ》町町民生活課町民生活班[電話:0173-72-2111]
**海の駅わんどからお知らせ**
〜新規テナント募集!〜
海の駅わんどでは、海の駅内店舗の新規テナントを募集しています。応募は、町内
外の法人または個人で「地元住民及び観光客に親しまれる店舗」の経営をできる方で
す。出店を希望される方は、下記までご連絡下さい。
概要 [名 称]海の駅わんど
[所 在 地]西津軽郡鰺ヶ沢町大字本町246-2
[構 造]鉄骨造ステンレス鋼板葺2階建
[店舗面積]17.3坪(約57平方メートル)〜40.1坪(約132.2平方メートル)
[店舗種類]特に指定無し
[開 業]随時
※希望者には募集要項及び提出書類をお渡しします
※選考方法は、書類審査及び面談です
《申込先・お問合せ》海の駅わんど 電話:0173-72-6661
【ちょっといっぷく】
12月に入り、鰺ヶ沢スイミングクラブ(ASC)から中・高校生6名が、冬休みを利用し
た各団体主催の強化合宿へ参加している。高校生3人のうち、1人は東北高体連から推
薦され海外合宿へ、2人は県高体連から推薦され函館合宿へ、さらに中学生3人のうち
2人は県中体連から推薦があり秋田合宿へ参加している。また、中学生の1人はオリン
ピック準強化選手に指定されていたことから、10日間の日程で行われた鈴鹿合宿を終
えている。参加費は各団体から助成されるが、自己負担もある。年末が近づきなにか
とお金の必要な時期ではあるが、これも子どものためと思い親は快く出費した・・
・。当然私も娘のために出費した。当の娘は他クラブの仲良たちも参加することを事
前に掴み、毎日メールをしている。何か勘違いしているのではと思う。気分は修学旅
行か・・・(ハードな練習を期待したい)。
今年最後のfメールです。世間ではすでにインフルエンザが流行しているようです
が、みなさん、十分体調管理をしてよいお年をお迎え下さい。(h.sasa)
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◆東奥日報「鰺ヶ沢町ニュース」
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1:地域再生目指し住民の力結集を/「研修会」で活性化策探る
2:県土砂災害防止コンクール作文の部 優秀賞に神さん(鰺ヶ沢第一)
3:西北五総合バスケットボール選手権=鰺ヶ沢関係の記録
4:鰺ヶ沢中央病院への緊急医師派遣、今月で終了
5:日本海拠点館で常田健パネル展/26日まで
6:ケーキ作りに障害者ら笑顔/クリスマス交流会
7:白神自然観察園の事業連携/弘大と西目屋村が協定
8:新井さん100歳/家族らお祝い
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(1)2008/12/17(水)朝刊 +++++++++++++++++++++++++++++++++++
◎地域再生目指し住民の力結集を/「研修会」で活性化策探る
鰺ヶ沢町町内会連絡協議会(太田豊会長職務代理者)は十三日、「過疎地域におけ
る地域再生と協働」をテーマに、町山村開発センターで地域づくり研修会を開いた。
同町で過疎・限界集落問題について調査を進めている弘前大学の教員を交え、町民ら
約百人が活性化の方策を考えた。
弘前大人文学部の山下祐介准教授が基調講演を行い「将来の地域再生には、地域自
身が問題に正面から取り組むことが不可欠」と指摘。複数の集落間で協力するなど力
を結集し、人口を維持するために必要なことを今から一つ一つ試していくことが大切
−と呼び掛けた。
深谷地区活性化委員会の滝吉和俊委員長が弘大の学生を対象に十月に行ったクリ拾
いモニターツアーを、鳴沢地区まちづくり委員会の長谷川孝代表は十一月に開いたイ
ベント「なるさわ田園フェスタ」をそれぞれ報告した。
町民からは「資源はいっぱいある。一人一人が使命に燃えて活動していけたら」
「弘大の協力を得ながら、地域の山・川・海の資源を生かしたい」などの意見が出
た。
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(2)2008/12/18(木)朝刊 +++++++++++++++++++++++++++++++++++
◎県土砂災害防止コンクール作文の部 優秀賞に神さん(鰺ヶ沢第一)
県はこのほど、二〇〇八年度の「土砂災害防止に関する絵画・ポスター・作文コン
クール」の入賞者を発表した。ポスター部門小学校の部では、大鰐町立長峰小学校六
年の藤田莉穂さんの作品が、同中学校の部では南部町立名川中学校一年の三春絢華さ
んの作品が、それぞれ最優秀賞に選ばれた。
本年度は三部門に計百九十四点の応募があり、二十五点が入賞。各部門の上位入賞
作品は、国土交通省主催のコンクールに推薦する。
鰺ヶ沢町関係の入賞者は次の通り。
【作文】
◇中学校
▽優秀賞 神航大(鰺ヶ沢第一)
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(3)2008/12/20(土)朝刊 +++++++++++++++++++++++++++++++++++
◎西北五総合バスケットボール選手権=鰺ヶ沢関係の記録
(五所川原市民体育館ほか)
◇女子
▽中学の部準決勝
五 所 一 57−26 鰺ヶ沢一
▽一般の部準決勝
鰺ヶ沢クラブ女子 45−32 レタスクラブ
▽同決勝
ヒラカワ事務器C 79−19 鰺ヶ沢クラブ女子
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(4)2008/12/21(日)朝刊 +++++++++++++++++++++++++++++++++++
◎鰺ヶ沢中央病院への緊急医師派遣、今月で終了
国の「緊急臨時的医師派遣システム」に基づいて、日本赤十字社から内科医が派遣
されていた鰺ヶ沢町立中央病院では、今月で派遣が終了する。来年一月以降は、新た
な常勤医確保の見通しが立っておらず、国が地方に差し伸べた救済策は結局「一時し
のぎ」で終わりそうだ。「残念。県は、何をやってきたのだろうか」と落胆した様子
の厚労省担当者。これに対して「医師確保のため努力してきた」と強調する県や鰺ヶ
沢病院。医師の計画的な養成・配置など、根本的な問題を解決しない限り、地域医療
は再生しないという指摘もある。
鰺ヶ沢病院は今年七月から、名古屋、長崎、福岡、岡山などの日本赤十字社の六病
院から延べ十九人の医師の派遣を受けた。派遣医師は外来診療と救急対応、当直に当
たった。
病院収支に大きな変動はないというが、石岡幸男事務長は「常勤医の負担が減っ
た。入院患者にも、十分に時間をさけるようになった」と医療の質が向上したことを
強調する。患者からも感謝されているという。
緊急臨時的医師派遣システムは派遣期間中に病院や地域が常勤医採用に努力し、連
携体制をつくることを条件に実施された。
このため、病院側は個人的な"つて"をたどり医師採用を試みたほか、長谷川兼己
町長、星野恵治院長、石岡事務長が弘前大医学部へ医師派遣を要請してきた。
また、県は医師斡旋(あっせん)機構に問い合わせを寄せた医師の調整を図るなど
試みているが、一月以降の常勤医配置のめどは立っていない。「給料は悪くないし、
施設も整っている。常勤医師がなぜ来ないのか」と、石岡事務長や県担当者は首をか
しげる。
長谷川町長は本紙に対して、かつて産科や整形外科の常勤医がいて、病院が黒字
だった時代を振り返った上で、医学部定員抑制策や新医師臨床研修制度など国の政策
そのものに疑問を投げ掛けた。
厚労省医政局指導課の担当者は、鰺ヶ沢の医師補充の見込みがついていないことに
ついて「残念。これまで県は何をやってきたのだろうか、というのが率直な気持ち。
病院機能再編に伴って引き続き医師確保に努めてほしい」と語った。
県は、これまでの検証と今後の対策について、二十五日の県地域医療対策協議会で
検討する。
七月に鰺ヶ沢病院に赴任した、名古屋第二赤十字病院の横江正道医師は「地方の医
師不足は、県や弘前大学だけでは解決できないレベルになっている。医師の正義感を
頼みにしても、現状では問題解決にならない。国は、病院勤務の数が保てるようにす
べきだ」と語った。
●緊急臨時的医師派遣システム
安倍政権時の2007年5月の緊急医師確保対策で打ち出され、本県や北海道、岩手な
ど六道県に医師が半年間、派遣されている。
鰺ヶ沢病院は04年に常勤医9人体制だったが、整形外科医と内科医が減り、外科3
人、内科2人の常勤5人体制で運営。救急体制や訪問診療見直しも検討せざるを得ない
状況に追い込まれていた。
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(5)2008/12/21(日)朝刊 +++++++++++++++++++++++++++++++++++
◎日本海拠点館で常田健パネル展/26日まで
二十六日まで、鰺ヶ沢町の日本海拠点館で。二十四日は休館。
過酷な環境の中で懸命に生きる人々を描き続けた津軽の画家、常田健(一九一〇−
二〇〇〇年)の絵画パネル約二十点を展示している。パネルは、鰺ヶ沢町の「子ども
と親のことを考える会」が常田健生誕百年委員会から借り受けた。
考える会は二十三日までの午前十一時から一時間、自分の気持ちを絵で表現する
ワークショップを会場で開いている。
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(6)2008/12/22(月)朝刊 +++++++++++++++++++++++++++++++++++
◎ケーキ作りに障害者ら笑顔/クリスマス交流会
西郡社会福祉協議会(神唯一会長)主催のクリスマスふれあい交流会が二十日、
鰺ヶ沢町総合保健福祉センターで開かれた。鰺ヶ沢、深浦両町の在宅の知的・精神障
害者と家族、社協職員ら約七十人が交流の輪を広げた。
参加者は八班に分かれ、ケーキ作りに挑戦。生クリームやイチゴなどがたっぷりの
デコレーションケーキを完成させ「うまくできた」「パティシエになった気分」と笑
顔を見せた。
昼食時にはケーキのほか、鰺ヶ沢町の太田満さん(海宝寿し店主)によるにぎりず
しの実演もあり、社協職員が作った豚汁とともに味わった。
また、社協職員が扮(ふん)したサンタクロースからはプレゼントを贈られるな
ど、楽しい時間を過ごした。
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(7)2008/12/23(火)朝刊 +++++++++++++++++++++++++++++++++++
◎白神自然観察園の事業連携/弘大と西目屋村が協定
弘前大学(遠藤正彦学長)と西目屋村(関和典村長)は二十二日、弘大が来年五
月、同村内に設置予定の「白神自然観察園」の事業で連携するための協定を締結し
た。協定書には同村の教育、文化、地域づくり、学術などの各分野で事業連携する内
容を盛り込んでいる。弘大が県内の自治体と協定を結ぶのは、県、青森、弘前市、
鰺ヶ沢町に続き五カ所目。
白神自然観察園が設置されるのは、世界自然遺産・白神山地近くの同村川原平の国
有林の一部。生態系の保護や自然と人との共生をテーマにした学術研究を行うほか、
親子を対象にした公開講座など社会教育の場としても活用する。
同日、弘大で行われた調印式の後、遠藤学長は「白神は弘前と隣接する。地球温暖
化など自然環境の変化が叫ばれる中、大学が白神と深くかかわることは、われわれの
責務」と述べた。また、関村長は「自治体として、大学に協力できることは支援す
る」と語った。
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(8)2008/12/23(火)朝刊 +++++++++++++++++++++++++++++++++++
◎新井さん100歳/家族らお祝い
五所川原市布屋町の新井フシさんが二十日、百歳の誕生日を迎え、現在入所してい
る同市の特別養護老人ホーム祥光苑で、お祝い会が行われた。
フシさんの子、孫、ひ孫計二十人が駆け付け、入所者や職員らと共に人生の大きな
節目を祝福。フシさんは「うれしい」「ありがとう」と短い言葉を発し、顔をほころ
ばせていた。
フシさんは鰺ヶ沢町出身で、肉店を営んでいた五所川原市の夫のもとに嫁ぎ、四人
の子どもをもうけた。夫亡き後も長年にわたり店を切り盛りしてきた。
四男の新井義浩さん(65)は「母はとにかく気丈な人で、五所川原市の街中では『牛
肉のマルヨのかっちゃ』として知らない人がいないぐらい。その気丈さが長生きの秘
けつだろうか」と話し「一年でも二年でも長生きしてほしい」と願っていた。
ホーム職員によると、フシさんは足腰が弱っているものの健康状態は良好。おしゃ
れで、人前に姿を見せる時は自ら身だしなみを整えるという。
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